三者三様
ゆずといえば高知が有名ですが、山梨でもダイヤモンド富士が見られる場所で知られている富士川町穂積地区のゆずが産地として名を馳せています。
この富士川町は私の母の実家があったり、姉の嫁ぎ先であったり私にとっては個人的になにかと縁の深い地区でございます。
柑橘系ビールを造って学んだことは、柑橘類を変えても同じ造り方をすればほぼ同じ味になってしまうということでした。
しかし、
例えば「丸」という文字に喜怒哀楽のイメージをつけて、丸みを帯びたり尖ったりといった感じで書面に4種類の「丸」という文字を書いた場合、同じ「丸」という文字でも全く違う印象を受けるのではないかと思います。
それと同じように、「矢崎屋ファームのレモン」は自らが丸かじりをして味わったレモンのおいしさを全面的に出し、「瀬戸内レモン」は南国特有の華やかさ、「富士川のゆず」は個人的に感じる深い縁に対して無意識のうちに強い思いを入れてしまった、というふうに全てを全くの別物に仕立てました。
三者三様
同じ柑橘系ビールでありながら全く別の飲み口。
柑橘系の好きな私は、この飲み比べが週末の楽しみのひとつでございます。
さて皆様はどの味を一番気に入って下さるでしょうか?
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